Vol.27 2001年7月号
第9回 K&Kクラブマンズミーティング
 2時間耐久レース in エビスサーキット
さあ前回までの筑波サーキットから、福島県は二本松のエビスサーキットに場所を移しての第9回K&Kクラブマンズミーティングが6月16・17日に行われました。こんま356からはいつもの2台、キ、イ組の8号車、新ドライバーヨ氏を迎えた71号車のタ、ヨ組がエントリー。梅雨時の開催で天気だけが心配で、準備をしつつ毎日天気予報を眺めて一喜一憂していたのですが、この両日はなんとかもつとのことでホッと胸をなで下ろして当日を迎えました。6月号でお知らせした通り、今回は決勝レース前日の16日にフリー走行があるという事で、ヒマ人キ、イ組の8号車は16日朝にはトレーラーで出発、昼過ぎにエビスサーキットに到着。さて早速初めてのコースを見渡すと、「うわ〜…! 」正直これが第一印象でした。「話には聞いていたけれどなんてアップダウンのきついコースなんだろう。ホームストレートはかなりきつい下り坂だしその向こうの方にはものすごい急坂が見えるゾ! ここを2時間も走るのかァ〜! 」とはいっても今さら辞めるわけにも行かないので早速1回目のフリー走行の準備。(フリー走行は、30分千五百円+ドライバー保険五百円で走行ができる)しかしここにきてそれまで晴れていた空の雲行きが怪しくなってきてついに生憎の雨。出走直前にはコースは完全にウエット状態。完全ビビリまくりの私(イ)はキ氏に「とりあえずコースの下見がてら流してきます。」などと言い訳を言いつつ出走。いざ走ってみるとやっぱりコワイ! 下り坂のホームストレートはスバルでも軽く110キロオーバー、しかもまだまだ出そう! 第1ヘアピンを抜けるとさっき見えていたものすごい急坂のコーナー。(通称コークスクリューというらしい、まさにその通り! )勢いつけて上るにはコーナーがきつすぎるしスピードを落とせば頂上付近からのバックストレートの立ち上がりが遅くなる。さらにコーナーのイン側はすり鉢状になっていてかなり急坂。フリー走行1周目から早くもスピンしているクルマも…。 8号車もお尻をフラフラさせながらクリア、バックストレートでも軽く100キロオーバー,第2ヘアピンを回り緩いS字カーブを3速全開から軽いアクセルオフでシケインに、このシケインがなんともいやらしい…。 ラインは1本しか無くコース端のゼブラゾーンの逆バンクもかなりきつい。ウエットな路面状態もあって8号車もおしりを大きく振って危うくスピンしそうに…。「う〜んこのシケインは要注意だな!」この心配は後々現実のものに…。 さてさて4、5周走ってなんとなくコースのレイアウトがわかってきたのでキ氏に交代。
雨をものともせず果敢に攻め込むキ氏。「あれ?なかなか戻ってこないぞ?」と思っていると案の定、例のコークスクリューカーブでインに切り込んでスピンしていたそうです。さて、そんなこんなで1回目のフリー走行が終わり2回目。だいぶコースにも慣れてきてまた雨も上がりコースも乾きはじめてきたのでだいぶペースをあげてトライ。なんか今回は車の調子がいい! ホームストレートでは120キロまで出るし、何しろコーナーの立ち上がりが抜群だ! 「これは期待できるゾ! 」と思っているとマフラーの排気音が大きくなった。8号車のマフラーはレギュレーションギリギリの自作チャンバー、どうやらインチキ溶接がまたはがれたらしい。まあこれは明日までに何とかすればいいや、ということでとりあえず前日のフリー走行は無事終了。
さて、今回我々のお宿はサーキットの無料仮眠所。「うさんくさそうなところだなァ」と思っていたのですが、なかなかどうしてマズマズのもので、体育館のような大きな板張りの大広間。隅のほうにはちゃんと布団もある。(たまには干しているのかなァ?)まずは自分達の寝床を確保して仮眠所の前で早速バーベキューの開始。主催者側が「バーベキュー有り」なんてパンフレットにデカデカ書いてるのでスタッフ達だけでもバーベキュー場で盛り上がるのかと思いつつ、車で5分ほどのバーベキュー施設が有る公園へ足を伸ばしてみると誰も居ない。他のチームの人たちも来る気配が全く感じられない。バーベキューに結構期待をして、朝からバーベキューの材料を仕入れていた我らは、何が何でもバーベキューをやらざるを得ないのである。何処でバーベキューをするか散々迷った揚げ句の果てに2人は、「ここなら明かりが漏れて暗くないし、すぐそばに人がいるから淋しくないし」と言う理由で仮眠所の入り口前の狭いところにに、イス・テーブル・バーベキューコンロを堂々と広げ、肉を焼きながら、缶ビールをプシュッ! 他の宿泊客が街に食事に出かける後ろ姿を横目で追いかけつつ、ジュウジュウ言わせていたのである。が、、、う〜ん、でもやっぱりバーベキューは2人だと盛り上がりに欠ける。早々に切り上げて仮眠所内で他のグループと合流して宴会に。とあるチームは、明日朝からレースだというのにワインに日本酒と大盛り上がり!彼らの辞書には「二日酔い」と言う文字はないのであろう。ちなみにその内の1グループは我々と同じストッククラスにホンダN360でエントリーしているとの事。ライバル同士(こっちが勝手に思ってるだけ?)話も盛り上がり楽しい前夜祭となりました。でも、前日ほぼ徹夜状態だったキは、体力の限界に来ていて布団に入ると三秒後には爆睡状態であったらしい。だが、レースの前というのは遠足を楽しみにしている子どもと同じであんまり寝られないもので、2人とも朝5時には目が覚めてしまった。外に出てみると「うおお…! 」ゲートの前は自走組、積載車で一杯。そういえば何時の間にか仮眠所も満員だったなァ。実はもう少し寝ていようかと思ったのだが、大口径マフラーをつけたドリフト大好き少年たちの車の低く響き渡る排気音で寝れなかったと言うのが本音だが、、、、。程なくして夜中に2トントラックで出発して夜通し走ってきたタ、ヨ組が到着。仮眠所にてキ、イが暖めておいた(?)布団で仮眠。さて、17日朝8時30分より受付&ドライバーズミーティング、いよいよ本番の開始である。今回はエントリーが減るのを予想したのか、オープン、ストッククラスが混走。それがふたを開けてみれば合わせて61台のエントリー。さすがに主催者側も危険を感じたのか今回は (裏面へ)スタンディングスタートを改めローリングスタートで行うとの事。それでもかなり危険な状態になるだろうなァ。まずは9時40分よりフリー走行。8号車はそれまでにマフラーの排気漏れを直さなくては。こんなこともあろうかと持ってきたグラスウール入りアルミテープと針金で応急処置。ところがフリー走行が始まって2、3周もするとこんどはものすごい爆音が…。 ピットインして見てみると見事にチャンバーの入り口、出口ともに溶接が完全に取れている! 万が一を考え、チャンバーが脱落しないように針金で吊っておいたのでコース上に湯たんぽ(チャンバー)を転がすはめにならなかったことだけは無かったのだが、、、 これでは本戦に出走できない! 何とかしなくては…!。捨てる神有れば、、、ではないが、8号車のチャンバーはこの日応援に来てくれたてんとう虫の会のM氏、K氏、S氏の手配により何とかノーマル品を入手、予選開始ぎりぎりに修理が完了。 一方、71号車は車高が低すぎてハンドルを切るとタイヤがフェンダーに干渉するとのことでパドック内で金槌を片手に、黄色い塗膜片をまき散らしながら板金作業開始。20分後には何とか作業終了。ま今回の71号車の秘密兵器としてヨ氏が持ってきたた5.5Jのホイールにはいた165ラジアルを履くことに。が、、、このタイヤでは、フェンダーからトレッド面が外側一列分もはみ出しているではないか!これでははみ出し過ぎていて
すぎていてレギュレーションにひっかかるため145ラジアルに変更。(まあこの165ラジアルは後で役に立つのであった。)12時20分、予選開始。8号車は3度のフリー走行でだいぶコースに慣れたのかいい感じで周回を重ねる。71号車もなかなか調子が良さそうだ。
結果は8号車が1分41秒648で予選34位(クラス23位)、71号車が1分51秒168で予選50位(クラス36位)。8号車のイ、キ組は思わぬ好成績が信じられなく大会本部に訊きに行くが(笑)どうやらホントらしい。これはメーカー賞が期待できそうだ!。 今回の決勝レースは2時間ということで、途中パドック内のスタンドにおいてのみ給油が可能になったのですが、2台とも無給油で走ることに決めた。決勝直前、郡山で単身赴任のように仕事をしているシ氏が、駆けつけてきた。
16時30分、いよいよ決勝!。 天候晴れ、コース状況ドライ、ペースカーに続いて3周のローリングスタート! いよいよ2時間耐久レースの始まりである。8号車のファーストドライバーはキ氏、71号車はヨ氏。「最初の何周かは団子状態で危険だろうから少し流して行こう」などと言ってたのですが、始まってしまえばヤッパリ抜かれたくない! 2台ともドンドンペースが上がっていって8号車は前の2台(ダイハツフェローマックスとホンダN360)をパス、クラス21位に!。 見渡せば早くもリタイアしているクルマもあちこちに! 、これはいい感じだぞ!。 でもやっぱりクルマが多すぎて思うように走れないようだ。8号車はホントにエンジンが良く回るようになりホームストレートではホンダZのスリップストリームを使いストレートエンドで抜いたのであるが、、第1コーナーの入り口で、たぶんZのドライバーは第一コーナーに目が行きっぱなしだったのであろう。ホンダZと軽い接触! まァたいしたことは無さそうでホッとしたのもつかの間、レース開始から35分、てんとう虫はヤッパリ転倒虫だということが証明されてしまった!。  71号車がホームストレート手前のシケインで、コース端のゼブラゾーンの逆バンクに足をすくわれたのかコース上に転倒! 仰向け状態で回わってしまい、ヘルメットも転がり出てきた。「まさか!」「ドライバーは無事か?」ピット内みんな青くなって現場へ駆け寄ると、逆さまになってユラユラ揺れている車内よりドライバーヨ氏が脱出!  一同ホット胸をなでおろす。(キはフルコース・イエローコーションを利用して、時間を知るためにと持っていた携帯電話で、ピットと連絡を取っていた。)スバルにはかわいそうなことをしたけれど、なにもケガが無くて何よりでした。これでこんま356のMr,転倒虫は町田のシ氏に続いて2人目?、いや、たしか横浜でお好み焼きを焼いてるオ氏も確か…。 このクラッシュで全コース黄色が振られ、ペースカーが入り、ついでに他の場所のリタイア車も撤去作業。8号車はこの間にドライバー交代の為にピットイン、セカンドドライバーの私(礒◎)に交代。(ここでオフィシャルに一言!ここで言ってもしょうがないが、ペースカー出場中にはピットから本コースに戻れないというのは聞いていないぞ!他の皆も怒っているぞ!)15分後,コースがクリアーになりグリーンフラッグでレース再開。ところが2,3周回った頃からどうもアクセル全開で息継ぎするような症状が…。 「エンジントラブルか?、はたまた燃料トラブルか?」頭の中で色々思いをめぐらすがだんだん症状が大きくなってくる。またもや燃料トラブルのようだ。とりあえずピットインしてみるがどうも原因が解らないまままたコース上へ。調子が出ないまま1分50秒前後で周回を重ねていったのですが,残り15分になってこんどはアクセルワイヤーが戻らない! またもやピットイン! てんとう虫の会のM氏とキ氏が大急ぎで修理。原因は、アクセルワイヤのケーブルエンド(アクセルワイヤーにネジ止めされているキャブレターのバルブアクスルを引っ張るピン)のネジ緩みと言う情けないトラブル(耐久レースは色々な事があるなァ)終了10分前に再度コースイン。ますます悪くなる息継ぎをだましだまし、8号車は今回なんとか完走、チェッカーフラッグを受けることができました。結果は総合40位(クラス31位)、念願のメーカー賞は、一時は2分近く差をつけたはずのレックスGSRにもっていかれました。(涙)総合優勝はホンダライフ、2位はあのバイクのエンジンを積んだR2。このR2は終了10分前までぶっちぎりのトップだったのですがタイヤバーストによりピットイン、一時はまたもやリタイアか?とも思われたのですがタ、ヨ組の5.5J・165ラジアルをはいてコースに復帰。
が、もっと早い時点で、71号車のタイヤの存在を知っていれば…。なんと、二時間耐久レースなのにたった8秒差で総合優勝を逃した。だが、悲願の完走、クラス優勝を飾ることができ大喜びをしていた。タ、ヨ組は車はリタイアでしたがタイヤだけはクラス優勝となりました。(後日R2オーナーからビールが送られてきたそうです)さて、次回の第10回K&Kクラブマンズミーティングについてはまだ未定ですが(富士だとか間瀬とかいう噂が…)イ、キ組は今度こそはメーカー賞をと意気込んでおり、またタ氏はハートブレイクかと思いきや、すでに次なる極上ボディー(未再生らしい…)を入手、作業を開始してるらしい…。 また、仕事の都合で久しくレースから遠ざかっているシ氏も次回のレースには参戦できそうだと語っている。皆さん、また応援お願いします! そういえば、「K・Carスペシャル」が取材に来ていたので大々的にこのレースの模様が取り上げられていると良いな〜。皆さんも本屋で見てみて下さい。
◆ トラブルシューティング◆
◎アクセルワイヤーのケーブルエンドの緩みにはやはり基本的なネジロックボンドが一番であろう。
◎レースで毎回発生する燃料トラブルは、発生するタイミングが見えてきた。
・燃料が減ってきた後半に発生する。
・コーナーでの立ち上がり時に発生。
・フューエルラインにエアーの混入。
 等を考えると燃料圧力の低下による息継ぎ状態と思われる。
 次回のレースに向けての対策としては、電磁式フューエルポンプの
 装着、フューエルラインの熱対策を予定している。
◆8号車の改造点◆
8号車はストッククラスに出場しているが、レギュレーションで許される範囲内の改造を行っている。
最大のポイントはエンジン。K111のエンジンはピストンバルブ方式であるために、混合気の効率が悪い、それを打開するために、R2のリードバルブを採用。クランクケースと、シリンダーを交換。またキャブレターもR2物に変更した。燃料タンクは(今回はノーマルポジションに戻した)車のウエイトバランスを考慮し、助手席に移設。次回からは電磁式燃料ポンプを装着。
足回りにおいては、フロントのノーマルショックアブソーバーを改造しショートに、リアは、スパックス製のショートに変更。また、フロントのセンタースプリングはサンバーの物に変更しショートかをはかった。点火系はZコイルを採用、ハイテンションコードはアーシング付きの物に変更。ボディーでは、Bピラー同士をステンのパイプでタワーバーのように連結し剛性を強化てある…が実際効果があるかは?。使用オイルはカストロールTTS。
次回に予定されているのは、ツインキャブ化である。R2用のツインキャブは半年ほど前に島田氏が部品交換会で見つけてくれた。その後インテークマニホールドを探していたのだがなかなか見つからなかったが、先日Yahooのオークションで「スバル用のインマニです」とだけ書いてある物を発見。 写真のボートが四角いので、これはR2用だと判明!購落札入!が、、、商品到着後、ワクワクしながら開梱し、キャブとインマニを合わせてみるが…
目が点!全く合わない!インマニのポートの幅が全く広い。守屋氏らに聞いて調査した結果、このインマニは、別物と判明!R2で使っていた36φのソレックスではなく、もっと大きい40φや44φの物と判明。早速、またもやオークションにて物色!R2用のソレックスと違って40φや44φのものは、結構出回っているので難なくゲット!
ただ、ジェット類が2000ccクラスのものが付いているだろうから、ジェットを何とかしなければ、、、。まあ、ご期待下さい。
(お詫び・写真を掲載する予定でしたが編集部の勝手な都合により掲載できませんでした)
チームイベントを
    充実させよう
さて、今年の9月21日出発で予定している、久々のビッグイベント「大井川ロングツーリング」現時点での仮幹事は高瀬氏が受け持ってくれているが、皆で企画に参加してイベントを盛り上げましょう!
ツーリングルートの提案!道中、何処で飯を食いたいか!トロッコ列車に乗りたいだとか!皆さん積極的に意見を出して下さい。
また、今月は15日の日曜日にバーベキューも計画されている。詳細はまだ決まっていないので本日のミーティングで決定!最近、参加されてないメンバーにどんどん連絡を入れてイベントを盛り上げていきましょう。